合成洗剤追放運動

「“合成洗剤の追放運動なんて時代遅れよ”と知り合いに言われてショックでした。でも行動を起こさない限り、みんなの考えは変わらないと思ったんです」岩手県南部の釜石湾を臨む、釜石市平田の白浜地区に住む前川和子さん（５８）は２年前、合成洗剤の使用をやめ「せっけん」を使うよう呼びかける活動を復活させた。白浜地区は、釜石市の中心市街地からリアス式海岸の細くくねった山道を、車で１５分ほど走ったところにある。約１００戸の家が集まり、ほとんどの家が漁業に携わっている“漁業の町”だ。前川さんの家もウニやアワビ漁を兼業で行い、豊かな三陸の海の恩恵を受けながら生活している。追放運動復活のきっかけは、合成洗剤の害に敏感なはずの漁業関係者からも、贈答品としてその洗剤が届くようになったからだった。
[引用元：MSN産経ニュース]

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