元小学校教諭が逆転勝訴

8月29日18時43分配信時事通信大阪市職員を経て小学校教諭に試用された後、勤務ぶりから不適格として正式採用されなかった井沢絵梨子さん（29）が、市を相手に不採用処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は29日、請求棄却の一審判決を取り消し、井沢さんを採用するよう命じる逆転判決を言い渡した。若林諒裁判長は、市職員だった井沢さんは初めて公務員として採用される場合の条件付き採用（試用）には当たらないと指摘。「市の処分は前提となる法解釈を誤っており違法」と述べた。その上で、井沢さんがもともと問題の多い学年のクラスを受け持ったことなどを考慮。「休みがちで決められた事務処理ができないなどの点は否定的評価を受けるが、適格性を欠如しているとまではいえず、処分は不当」とした。判決によると、井沢さんは市職員として勤務するかたわら教員免許を取得し、2004年4月から市立小学校に勤務。しかし、担任となったクラスが学級崩壊状態になり、条件付き採用期間が満了した05年3月末で不採用となった。

[引用元：Yahoo[社会（時事通信）]]

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