元ハンセン病患者・歌人

元ハンセン病患者で歌人の沢田五郎さんが２３日午後１時３２分、脳溢血（いっけつ）のため草津町の国立療養所「栗生楽泉園」で死去した。７８歳だった。沢田さんは沼田市で生まれ、幼いころにハンセン病を患った。１１歳の時に入園し、和歌の創作を始めた。２５歳で失明したが意欲は衰えず、歌集など９冊の本を出版。０３年に発刊した自伝「風荒き中を－－ハンセン病療養所で送った青春」で県文学賞を受賞した。また、国の隔離政策を違憲とした国家賠償訴訟にも積極的にかかわるなど、ハンセン病問題の啓発活動に尽力した。
[引用元：毎日新聞]

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