朝顔で牛舎屋上緑化

モウ夏バテしない 朝顔で牛舎屋上緑化 播磨農業高

牛たちを夏の直射日光から守るアサガオ＝加西市北条町、県立播磨農業高校兵庫県立播磨農業高校（加西市）乳牛クラブの生徒が取り組む牛舎の屋上緑化で、今年の夏、一定の効果が確認された。乳牛は暑さに弱く、夏場は乳量が落ちるため、牛舎を猛暑から守り牛の“夏バテ”を防ぐ狙い。廃材を再利用するなど環境にも配慮している。世界的な穀物高騰で飼料が値上がりし、酪農農家は生産性の向上が緊急課題になっているだけに、生徒たちは「研究を確立し多くの農家の役に立ちたい」と話している。（桜井和雄）緑化には、育成の手間がかからない上に成長が早く、害虫にも強いアサガオを使った。牛舎の屋根約百五十六平方メートルや、牛を運動させるグラウンドの上部約二百平方メートルにネットを張り、アサガオで覆う。ネットはノリ養殖で使った網を使用。アサガオの種をまく土は、牛の乳頭の殺菌に使った後の容器に入れ、コスト削減につなげている。

[引用元：神戸新聞]

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